子育てと仕事を両立させながら、ケアマネとして成長を続ける2児のパパ

「住み慣れた自宅で過ごしたい」⸺。「介護支援専門員(ケアマネジャー)」は、要支援・要介護認定者およびその家族のそんな思いを受け止め、介護サービスの給付計画(ケアプラン)を作成し、自治体や他の介護サービス事業者との連絡、調整等を行う仕事です。入社3年目、現役で活躍するケアマネジャーに、「ケアマネジャーを目指したきっかけ」や家族との時間を大切にしながら仕事に打ち込める「現在の職場環境」などについて伺いました。

介護支援専門員
KIさん

福祉関係の仕事を続ける中で介護支援専門員を目指すように。現在、ココライフ初の男性社員としてその経験を積む。共働きの妻と協力し、2人の幼児の子育てに奮闘するパパの顔も。マイルドな雰囲気で、周囲からの信頼も厚い。

介護支援専門員として自分自身を成長させたかった

ケアマネジャーを目指したきっかけは?

以前、半日型デイサービス事業を展開している事業所で、施設長、新入社員研修、新規店舗の立ち上げなど、さまざまな業務を担当、その中で相談員の業務も担いました。営業・経営・マネジメント力を身につけ、ゆくゆくは何かの事業で独立したいと思っていた時期。当時は相談員経験5年でケアマネジャー(ケアマネ)の受験資格が得られたので、ケアマネの資格を得て経験を積み、将来独立しよう。それが最初にケアマネを目指したきっかけでした。

ココライフとの出合いは?

2018年に念願の介護支援専門員資格を取得、けれど当時の職場ではケアマネの業務に就くことができませんでした。ちょうど前年に1人目の子どもが生まれ、家庭にも時間を割きたかったのですが職場も遠く…。ケアマネとして働ける、通勤にも便利な事業所に転職しました。ところが労働条件の悪さから人がどんどん辞めていき、一人の従業員にかかる負担が重すぎて。2人目の子どもも生まれ、家庭との両立が厳しかったこともあり、私も退職を決めました。ココライフに就職しようと決めたのは、自宅からの距離と、就業時間などの条件がマッチしたから。何より代表との面接で、この方の下でならやっていけそうだと感じました。代表の夢である、今後の事業拡大に携われるのも嬉しかった。

働きやすさには、理由がある

ココライフは職場としていかがでしょうか?

小さい事業所なのでフットワークが軽く、自分たちの提案を聞いてもらえる風通しの良さがあります。土日祝日の休みが確保されていること、いつも定時で帰れることも家庭を持つ身としては本当に働きやすい。子どもが熱を出した翌日などに休むことへの理解もあります。

業務内容で不安なことはありませんか?

以前働いていた施設ではさまざまな業務をこなしましたが、ここでは急な業務が入ることもなく、純粋にケアマネの仕事に打ち込めます。常時30~40の案件を担当していますが、利用者さんを訪問するため外出することと事務所内で事務仕事をすること、その割合が外と中で半々の日もあれば、外ばかりの日、中ばかりの日など、スケジューリングを自分でできるのも働きやすさにつながっていると感じます。5年に一度の資格更新のため都道府県が管轄する研修期間が行う研修を受けなければなりませんが、就業時間内で受けることができるのでとてもありがたいです。

働きやすさはどこにあると思いますか?

ケアマネとしての経験もまだまだ浅いのですが、ココライフには、業務で迷った時に経験豊富な先輩方に気軽に相談できる雰囲気があります。職場の人間関係がとてもいいんです。合わない人がいたり、人間関係の悩みで辞めたりすることはよく聞く話ですが、全くそんな問題はありません。また看護師、介護士が事業所内にいるので、自分が担当する利用者さんの様子をダイレクトに素早く聞けることもとてもいいです。

前職も通勤条件は良かったのですが、続けられるためにはそれだけではだめ。ココライフの働きやすさは就業時間がきちんとしていること、自分の裁量に任せてもらえること、そして人間関係の良さにあると思います。

大切なのは「人を知ること」。目標実現のため必要なものを見極める

ケアマネジャーという仕事について教えてください

利用者さんやご家族と言葉を交わす中で、その方に必要なのは何かを見極める、目標実現のために足りないものは何か、そこを埋めていくのがケアマネの仕事です。介護保険料を使用するので、必要かつ最適なものを提案しなければならない。ケアマネとしての手腕が問われるところだと思います。利用者さんの介護度が良い方向に向かった時はとても嬉しく、やりがいを感じる瞬間です。

若い頃の経験が今に役立っていることはありますか?

翻訳家になりたくて大学ではドイツ語を専攻。その夢は、在学中の出会いで変わります。子どもの頃から音楽が好きでサックスを吹いていた縁もあり、大学卒業後、アメリカの大学で音楽療法を学びました。ここで学んだのは「人を知る」こと。これは、利用者さんと相対する今の自分の仕事にとても生かされています。思えば当時は、ケアマネという名称すら知りませんでした。ここに至るまでにいろいろな経験をしてきましたが、人生に無駄なことなんて一つもないんですね。